生成AIが盛り上がって久しい昨今、人間が生み出す価値とは何かと考えるようになった。
よく創造性とか、人間らしさとか、それっぽい言葉を考えつくが、すぐにAIに侵食されてしまいそうな気がしてならない。そうやって焦れば焦るほど、何かに飛びつきたくなり、誰かにアドバイスをもらいたくなる。
しかし、そういった依存する思考こそ、AIの得意分野であり、人間が勝負するところではない。何か尋ねるなら人間よりも、AIの方が頼りになる。
タイトルにあるような「人と違ったことをして差別化する」とは昔から言われている経営戦略の原則である。ただ、これが個人の話にあると、原則と頭で分かっていながら、体や心が受け入れていないところがある。
検索する、話題の本を読むといった行動はまさに差別化の逆を行っている。動画で学ぶ時代になっても再生回数が多いものを見ていたら、同じことである。自分の好きなマニアックなものはあくまでも趣味と割り切って、一方のビジネスではきちんと話題のキーワードを押さえている。そんな行動になりがちだ。
言葉にするのは簡単だが、実行し続けるのは難しい。
自分が面白そうと思う瞬間を逃してはいけない。頭よりも先に身体や心が反応することがあるはず。役立つかとか、コスパが良いかと考えたら、そういった反応を見逃してしまう。外出している時こそ何かを感じやすい。スマホから目を離そう。
