サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【論点思考】考えるとは、短距離走である

ちゃんと考える。自分で考える。深く考える。じっくり考える。

考えるといっても、いろんな表現がある。
その中でも、自分の中でしっくりきているのが「短距離走」である。

これまで「考える」とは、できるだけ長い時間、多くのことを対象とするのが良いと理解していた。しかし、先日の「問いを書き出す」スタンスを心がけるようになってから、捉え方が変わっている。

考えている時間、イコール、文字通り鉛筆が動いている時間とすると、そんなに長い時間考え続けることはできない。頭に浮かんだことをとにかく文字にして書き出したとしても、一定の時間、10分ほどで、一度は止まる感覚である。

水泳で言えば息継ぎなく、潜水、バタ足で進めるところまで進む感じ。
陸上なら、短距離走。スタートダッシュして、しばらく加速する。顔をあげて中間疾走に入る。そのくらいの感覚である。

ラストスパートまで精一杯、力を入れて走り切るイメージだと、逆に良いタイムは出ないように、ほどよいところで、区切らないと「考える」ではなく「悩む」時間に変わっている。

どこで区切るのか

この感覚は個人によって異なるところだと思うので、自分自身の中で感覚を磨いていきたい。その日の調子、時間帯によっても変わるはずである。それこそ、前後に何をしていたのか、の文脈も影響するに違いない。

どんな状態が自分にとって、心地よいのか。これは自分にしかわからない。誰かに強制されて決まるものではないので、自分の身体の声に耳を傾けたい。