サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【論点思考】意思決定のための情報は「マイナスのエントロピー」

エントロピー(entropy)

情報理論で、ある情報が得られる確率もとに、情報がどれだけ欠如しているかの状態を示す量。情報の不確定さの度合い。

デジタル大辞泉

ビジネスでは、時間が限られた中で意思決定をする。
より良い決定をするためには、意思決定に有効な情報を集めることが必要である。

情報収集と聞くと、よりたくさん集めた方が良いと考えがちであるが、必ずしも多い方が良いとは限らない。むしろ、増えることによって、迷ったり、判断が誤った方に進むこともある。

*本来ならここで、具体例を入れるところだが、自分の中でしっくりくる事例がない。いずれ日常のなかで「これだ」と思ったタイミングで追記することとする(略)

ビジネスにおける情報収集は、できるだけ全体をカバーした範囲を自分で構造化し、その上で、仮説を作り、その検証のために行うものである。

だから、情報が集まってくると、仮説が正しそうか否かがわかってくる。さらに、どんな情報が必要なのか当たりがついてくる。つまり、不確定さが減少してくることを意味し、上記のエントロピーの減少と言える。

とりあえず、と情報収集を始めてはいけない。目的と仮説を持つことから始めよう。