サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【プロマネ】ビジョンと目標と計画

ビジョンとか、ミッションなどのカタカナワードは年間計画を立てる時に見聞きする。

若かりし頃は「何がビジョンだ、よくわからん」と考えていたものだが、年を重ねるにあたり、その必要性が少しずつわかってくる。組織が一体感を持って動くためには、共通する概念、考え方がないとなかなか上手くいかない。スポーツで言うなら、皆で攻めようとしているとき、守ろうとする人が多いとチグハグな動きになるようなものである。

人数が多いほど、方針、大切にしたいことを共有することが難しい。具体的な行動目標はわかりやすいが、部署レベルでやっていることは異なる。会社の方針が「適切な在庫管理をしてコスト削減を実現する」では、潰れてしまう。

一方、あまりにも一般化しすぎて、誰にでも(他社でも)当てはまるような言葉では、何も伝えていないことを同じである。「売上を上げて、コストを下げて、利益を増やしましょう」と言われたら、経営学部の教科書か?と思ってしまう。

ビジョンが会社独自のものであっても、現場に近い人間ほど、キレイゴトに聞こえる。ただ、自分の行なっている業務が「何のためなのか」を突き詰めていくとビジョンにつながる。いや、つなげていく必要があるのだ。つながりが見えにくいのであれば、ビジョンから自分の業務を見直してみた方が良い。ビジョンを具体的に自分の仕事で言うなら、どういうことなのか。これがいきなり全社ビジョンでは遠すぎる。

全社→事業→本部→部→課

とビジョン(ミッション)はつながっているはずである。
多少ずれている場合もあるかもしれないが、それに気づけたら自分を褒めれば良い。

自分が納得できるレベルのビジョンから考えれば良い。視座が上がればきっと上位のビジョンが納得できるはずである。

と言いながら、自分自身本心でどこまで納得できるのだろうか、と問い続けていたい。