サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【英語】学習の質とは何か

世の中には、英語学習法が溢れているのに、英語ができるようになる人が少ないのはなぜか。

今日、その一つの理由を体感した。音読やシャドーイング(お手本の音声を追うように、英語を発音すること)が効果的と書かれているとき、イメージすることは人によって違う。

具体的に10回やったほうが良いとか、どれだけ文字で詳しく書かれていても、イメージすることは異なり、実践する段階になると、考えるべき要素はさらに複雑になる。学習法を実践している本人としては、正しく行動できていると思い込んでいる。そんな中、自分一人で、誤っている点に気づくことは難しい。

私の場合、シャドーイングは知っているのはもちろん、これまで何度となく実践しており、本でも学習法を学んで、自分なりに工夫をしていた。しかし、今日、実際にシャドーイングをしている人の動画を見て、愕然とした。自分の実践してきた方法が、甘かったことを自覚したのだ。

よくあるシャドーイングについて解説する動画は、「こういったステップでシャドーイングをします」「ポイントは3つです」とコンパクトにまとまったものが多い。一方、本日観たものは、一から十までひたすら練習している動画であった。編集がほとんどされていないからこそ、学習しているプロセスが丸ごと撮影されている。

その動画をみると、
・音読する前に、少しでも発音、意味が不安なものがあったら調べて解決する
・連結している音、消えている音、を全てそのまま聞き取り、真似をする
・音の高低、イントネーション、アクセントをそのまま表現できるように真似する
・息継ぎのタイミングをお手本合わせる
など、自分で気づいた点を書き出したらキリがない。
それが、文字のポイントではなく、映像としてみたので、明瞭に違いがわかった。

同じことを行なっていても、何を、どこまで意識して行うのかで結果は大きく異なる。
そして、効果がある王道なものは面倒なものであり、地味である。