サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【音楽】間を合わせる

練習と本番の違いは何か。

今日も篠笛を演奏したが、普段練習している成果が発揮できたとは言えない。腹式呼吸で、喉を開いて太い音出す、そういった意識で練習しているが、本番では再現することが難しい。やり直しができない一発勝負で力を発揮するためには鍛錬が足りていないようだ。

その原因を考えてみるに、「間を合わせる」難しさがあると思った。一人で練習するときは吹き始めは自分のタイミングで決まる。しっかりと姿勢を整えて、十分に息を吸って演奏することができる。一方、本番では、他の楽器の音に合わせて演奏しなければならない。そうすると、自分が準備が万全でないタイミングで演奏が始まることもある。自分の間で演奏できないのだ。

些細なことのように感じるが、篠笛において、歌口(息をいれる口の場所)が適切な場所に来ないと良い音は出ない。ミリ単位でずれてもダメだと思う。そういった場所に、パっと合わせられるまでに至っていない自分は、調整に時間がかかる。なので、ココだと確信が持てないうちに演奏が始まってしまうことがある。これは回数をこなし、感覚を掴んでいくしかないだろう。

プロはいつ、どこでも、一定に力を発揮できる人であると思う。自分は篠笛のプロではないが、納得のいく音を安定して出せるようになりたい。相手に合わせることができる状態とは、自分のことを無意識にできる状態であると思う。どういった姿勢、感覚で演奏すれば良いのかを無意識レベルで再現できれば、どんな間であっても合わせることができる。

あるべき状態を無意識で再現できるように鍛錬するしかない。道のりは長い。