サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【人材育成】成長とは、ベスト更新ではなくアベレージの向上

プロフェッショナルは、いつでも求められた成果を出す

何事も良い結果が出るかどうかは、その時の調子や運など、さまざまな要素で決まる。そんな中で、いつでも一定の成果が出せるのがプロだと思う。

一回だけ成功したり、良い結果を出すことは、裏技とかズルとか無理をすればできるかもしれないが、継続して結果を出し続けることはできない。イチロー選手の例を挙げるまでもなく、医者で、調子が良ければ上手く手術ができるが信頼できないように、プロは常に成果を出す。

とはいえ、仕事はともかく、趣味やその他のことで、常に成果を求めれたら辛い。上手くできたり、できなかったりすることを認められないと物事は続けない。

ここのところ、しっかりと篠笛の基礎練習を毎日のルーティンに加えた。太い音を演奏できるようにひたすら、息を吹き込んで、ボゥーと低音を出す。ウルトラ地味な練習であり、ラジオ体操の最後の深呼吸をいかに上手にできるか、みたいな状況である。

それでも毎日続けていると肚の使い方や喉の開き方が身体に身についてきて、演奏する時も無意識にできる部分が増えてきた。ただ、実際に数曲演奏してみると、良い音が鳴るようになったかといえば、まだまだである。

しかし、その中でも一番自身の成長を感じたのは、音の掠れがなくなったこと、裏返るような音が出なくなったことである。つまり、良い音というベストは更新していないが、ミスした音が減り、アベレージが向上したと言える。

これは、地味な基礎練習の成果の現れ方として、正しいと言える。足腰が鍛えられてケガが少なくなったスポーツ選手のようなものだろうか。これからベストも更新していきたいが、何事も基本が大切。

根っこをしっかり養って、大輪の花を咲かせたい。