サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【英語】認知に至るまでの変化

意味がわからない音が意味を持つものへ変化する

先日からアジア圏のメンバーとの会議が続いている。最初は、全く聞き取れなかったクセのある英語もだんだんと何を言っているのかわかるようになってきた。いわば雑音だったものが、意味を持つ音声に変わってきたのである。

この期間中に準備や練習などはしていない。ただ相手の英語を聞き続けていく中で、自分の中に何かしたらの変化が起こった結果、英語が意味を持って聞き取れるようになってきた。では、自分の何が変化したのだろうか。

おそらく、自分の持っている英語の知識と相手の話す英語がリンクし始めた結果ではないか。つまりいつも聞いている英語と相手が話すクセのある英語は同じものである、と脳が判断し始めたのだと思う。意味がわかるというより、音として同じ英語だと認識できたことが大きな要因だと考える。

今回、英語を聞き取って日本語で何というか(どんな意味か)と考えていたら、同じような変化は起きなかったと思う。あくまでも、英語として純粋に聞き取ろうと意識した結果、(自分の中にある既知の)英語と(相手のクセのある)英語がつながったのだ。

日本語で考えるなら、標準語と関西弁が同じ日本語である、と判断できたような感覚である。外国人からしたら、最初は同じ日本語だと認識することは難しいが、8割は同じことを言っているので、そのうち同じと判断できる。クセのある英語は関西弁だったのだ。

とはいえ、聞き取りが完璧だったとは到底言えない。骨子は捉えられるが、詳細はかなり怪しい。既知の英語を固めて、応用英語にも対応できるようにならなければ。

世界には、英語教材のように綺麗な英語を話す人は、ほとんどいない。相手は悪くない。