サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

【マインド】言い切る勇気

これは間違いない、絶対であると言い切れることはあるか。

多様性、個性を大切に、と言われるようになって久しいが、人それぞれ考えを尊重しようとする柔軟性は大切である。しかし、なんでもアリではない。自分の個性や考えを認めてもらうのは、同時に相手のことも受け入れることが条件となる。一方的に自分の言うことを聞いてもらおうとするのは甘えである。

とはいえ、相手の意見を受け入れすぎるのも良いとは言えない。あなたの考えは理解できる、しかし、私はこう思う、と受け入れつつ、意見交換をしていくことが健全なコミュニケーションの基本だと考える。

そんな中、相手が間違っているとき、例えば法を犯すようなこと行動をした時、「ダメだ」と止めることはできるだろうか。それもその人の考えである、と見過ごすことはないだろうかと考えることがある。この場合、法律という明確な基準があるため、判断は容易だが、相手を止める行動をするかどうかが焦点になる。当然、止めに入る、と言いたいところだが、実際は相手によるところが本音な気がする。

そして、何より難しいのか、法律の範囲だが、倫理的に許されない行為だ。何を正しいとするのか、その明確な共通の基準がない。日本の文化、慣習はある。その空気のようなものは、ルールではない。その環境において、「絶対にこうした方が良い」と言い切れることはあるだろうか。

自分の中で何が正しいのか、を問い続けつつ、大きな方向性として、こちらが正しいというものを定めていくのが人生。唯一の正解を見つけるのではなく、これは絶対ダメというゴルフのOBゾーンを明らかにしていくようなものとも言えるかもしれない。