サナフミのラーニングジャーナル

実践からの学びをまとめています

茶道

【茶道】音を嗜む

日常の中で聞こえる音を味わう瞬間はあるだろうか。 稽古にて、茶碗へ柄杓からお湯を注いだとき、いつもより高い音がした。お湯が流れ、茶碗に接したとき、何かの楽器を優しく叩いたかのように音が鳴った。 いつもと違うことを察知した上に、楽器のような音…

【茶道】集中には対象が必要である

集中力とは存在しない概念である。 本日の稽古にて、イマイチ集中し切れていないように感じたので、「よし、集中しよう」と意識した。しかしながら、何を、どうすれば集中できるのだろうか、と心の中で戸惑いが生まれた。 そもそも人間はスイッチを押せば集…

【茶道】中心を捉える

身体とお道具における中心を意識すると力まない 本日のお稽古にて、茶碗にて抹茶を茶筅(ちゃせん)でシャカシャカ振っていたとき(一般的に最も茶道を代表する行為)、違和感を覚えた。どこか腕に力みを感じる。茶筅を動かしている際、無理をしてその姿勢を…

【茶道】茶の湯の稽古から仕事を考える

稽古でのミスと、仕事のミスの違いは何か 仕事のミスで、落ち込み気味な気持ちを引き連れ、稽古に向かった。いつもと何の変わりもないが、その日常でありながら非日常な空間に身を置けるありがたさを感じる。 そして稽古を始め、いつも以上にお手前を間違え…

【茶道】枝葉ではなく幹を意識する

重心は目に見えない、だからこそ意識して感じることが必要だ。 今日も茶道の稽古があり、茶筅飾りのお手前をした。やったことがある手前であり、難しさを感じることはなかった。しかし、稽古の途中、具体的には、左手で水指の蓋を立てかけ、右手で柄杓を取ろ…

【音楽】師を持つ

自分一人では行けない領域に、他者となら行けるはず 篠笛の練習をしていて、上達を感じる一方、独学独習でどこまで上手くなれるものかと漠然とした不安を感じる。感覚的なものであるが、どこかで行き詰まる気がしてならない。音楽においる上達は、英語のテス…

【茶道】自分で手を動かして「なぜ」に気づく

お手前が違うとき、理由は教えてもらわない 今日も、茶道の稽古へ行く。久しぶりの稽古だと、いつも行なっているお手前でも、一つ二つと所作が抜けることがある。 そんなとき、自分で「違う」と気づくこともあれば、ときに師から「そこはもう少し左において…

【茶道】言語を介さないコミュニケーション

今日はやたらと自分が話すオンラインミーティングが多かった。対面とは異なり、オンラインの場合、伝達手段が画面と言葉だけである。そのため、2割増しくらいで、言葉が多い気がする。 そんな昼休み、茶道のお稽古に行く。今の教室に通い始めて1年をすぎる…